Ankerからノイズキャンセリング機能に特化したsoundcore Liberty 4 NCが発売されました。
Audible(Amazonのオーディオブック)を使う人にとって、ノイズキャンセリング機能の性能は気になるところ。
私も外でAudibleを使うことが多いので、ノイズキャンセリング機能が気になりました。
そこで今回は、Audibleで実際使ってみた感想・使用感をレビューします。
本記事で紹介するsoundcore Liberty 4 NCの特徴です。
本記事で紹介すること
- 前作のsoundcore Liberty 4に比べノイズキャンセリング性能が向上。体感では前作の1.5倍程度に性能が上がった感じ。
- 外音取込、イヤホン検知、マルチ接続、ワイヤレス充電、アプリ対応等、Audibleを使ううえで必要な機能は維持。
- バッテリーが連続50時間と大幅に向上
- 音質は低音が強く、若干こもる感じ。
- 外音取込機能はそこまで強くない
ノイズキャンセリング機能を重視したイヤホンです
半年間、スキマ時間を使って毎日30分以上Audibleを使い続けている私が実際に使った感想・使用感をお伝えします。
ぜひ記事を最後までご覧いただき、商品ページも見てみてくださいね。
「soundcore Liberty 4 NC」を使った感想・使用感を紹介
soundcore Liberty 4 NC使った感想です。
・Audibleに必要なノイズキャンセリング機能を重視した高性能ワイヤレスイヤホン。
レビューポイント
オーディオブック用のイヤホンとして、次のポイントでレビューします。
- 耳につけた時のフィット感
- 遮音性の高さ
- 本体・ケースのサイズ感
- 充電方法
- イヤホンの操作方法
- アプリの操作方法
では早速、製品情報と併せて実際に使った感想・使用感を紹介します。
耳につけた時のフィット感(外れにくさ)
カナル型で耳にはめるタイプです。
耳に引っ掛けるタイプですが、耳にはめると簡単には外れない構造です。
イヤーピースは前作のsoundcore Liberty 4に比べると固め。
黒色のイヤーピースに戻りました。
個人的には堅めのイヤーピースが好みなので耳に合いました
カナル型で耳にはめるとフィットします。
Soundcore Space A40のようにコンパクトなイヤホンに比べると若干サイズは大き目ですが、使っていて邪魔にならないサイズです。
Audibleを長時間聞いていても疲れることはありませんでした。
本体サイズが大きい分、着脱時は手に持つ部分があり、取り外しがしやすいです。
本体が耳にフィットする形状のため、若干の角度調整で耳になじみます。
簡単な運動や、日常生活の作業で動き回っても簡単には外れませんでした。
ながら聴きをする場合、外れにくさは重要です
4種類のイヤーピースの中から自分に合ったサイズを選ぶことができます。
アプリの装着テストで自分にピッタリのサイズを選ぶことができますよ
イヤーピースとイヤホン本体の接続形状が特殊なため、汎用品のイヤーピースと交換することが難しいです。
付属の4種類の中から選ぶことができるので、大まかなサイズは合わせることができます。
特にこだわりがあり、汎用品と交換したい方は、交換が難しい点、注意が必要です。
なお、私の場合、今まで10個以上ワイヤレスイヤホンを使いましたが、全て付属のイヤーピースがフィットしています。
遮音性の高さ
ノイズキャンセリングはウルトラノイズキャンセル3.0と性能が上がっています。
ウルトラノイズキャンセリング3.0 | 外部の環境やノイズと耳の形を自動検知し強さを調整 |
ウルトラノイズキャンセリング2.0 | 外部の環境やノイズを自動検知し強さを調整 |
前作のsoundcore Liberty 4もノイズキャンセリング性能がありますが、若干音が残る感じでした。
soundcore Liberty 4 NCのノイズキャンセリングは高音も消してくれるので、読書に集中することができます。
Audibleを使う頻度が高い人にとって、ノイズキャンセリング性能は要チェックです
AirPods Pro(第2世代)を100点とすると、85点くらいの感覚です。
・電車内での雑音がスッと静かになる
・自動車内の、エアコンやエンジン音がほぼ無くなる。
・部屋で流れているテレビの音が半分程度になる。
この価格帯のノイズキャンセリングでは群を抜いています。
イヤホン・ケースのサイズ感
ケースサイズは横5.88㎝×縦5.65㎝×奥2.91㎝です。
コンパクトさは前作と変わりません。
スーツのポケットに入れても気にならない大きさ&重さです
特に、ビジネスでスキマ時間にAudibleを使う場合、ポケットにスマホとイヤホンを入れておくだけで読書が出来ます。
サイズが小さく携帯性が高いので持ち運びに便利です。
手前のボタンを押すことで開閉できるようになりました。
ボタンを押すことで片手で開閉が可能です。
ケースの開閉しやすさはふたをスライドする方式の前作が上回っています。
イヤホンケースは頑丈さが増した感じがします
イヤホン本体は10gです。
soundcore Liberty 4 が12gだったので、若干軽く感じます。
Audibleを長時間使っても重さを感じることはありませんでした。
ケース込みの重さは55gです。(AirPods Pro(第2世代)が61gなので、少し軽いです。)
軽量で小型のため外出先でAudibleを使う際の持ち運びが便利です。
丸みを帯びたケースの形状が手持つと気持ちよく感じます。
手に持つと、若干角ばっており、頑丈な作りが伝わります。
手のひらにすっぽり収まるサイズです。
衝撃から守り傷防止にもなる専用ケースも便利ですね。
イヤホンを衝撃から守ってくれるので安心です
充電方法
充電はケース下部の充電口から行います。
下部の差込口から付属のケーブル(USB Type C)で充電が可能です。
充電中はケースのふたの部分が点灯します。(写真では上部)
ワイヤレス充電にも対応しています。
ワイヤレス充電器の上に乗せるだけで充電できるため、手間がかかりません。
充電ケーブルを探すのは意外と面倒ですよね。
私の場合、ワイヤレス充電機を1台セットしておき、スマホ充電、イヤホン充電に使っています。
家族と共用できるので、1台置いておくと喜ばれますよ
・急速充電したいときはケーブル充電が速い。
・こまめに充電したいときはワイヤレス充電機が手間が楽。
操作方法
イヤホン本体で各種操作が可能です。
イヤホン外側をタッチする操作方法に変わりました。
感度が良いため、使い始めた頃は誤作動が気になりましたが、慣れれば特に誤作動はありません。
Audibleでの操作はアプリから自分好みに設定が可能ですよ
Audibleでの操作方法(私の設定)
操作 | 左 | 右 |
---|---|---|
ノイズキャンセリング切替 | 長押し | |
再生開始・一時停止 | 2回タッチ | 2回タッチ |
音量を上げる | 1回タッチ | |
音量を下げる | 1回タッチ | |
30秒進める | 3回タッチ | |
30秒戻る | 3回タッチ |
アプリでの操作方法
soundcore Liberty 4 NC はアプリ上で操作が可能です。
アプリで操作できる主な項目です。
1 ノイズキャンセリングモードの切り替え
2 本体操作時の動作の割り付け
3 フィット感のテスト
4 サウンドエフェクトの変更
順番に説明していきます
1 ノイズキャンセリングモードの切り替え
ノイズキャンセリングモードの切り替えが可能です。
ノイズキャンセリングモードにすることで、周囲の雑音がスッと消えます。
再生停止状態でも静かになることを感じます。
2 イヤホン本体で操作する際の動作の割り付け
各操作をした際の動作を自分好みに割り付けることができます。
ボタンを押し込んで操作するため、ちょっとした位置調整時の誤作動がありません。
耳元でボリューム調整が出来る点が便利です
3 フィット感のテスト
フィット感のテストをすることで遮音性を高めることが出来ます。
テスト再生後にフィット感の結果が表示され、フィットしていない場合、イヤーチップを交換して調整が可能です。
サイズの大小、装着する角度が自分に合っているかがわかります。
購入後、まず初めに設定したい事項です。
アプリによるテストで自分にピッタリのサイズがわかります
4 サウンドエフェクトの変更
サウンドエフェクトの選択が可能です。
特徴的なのが、自分の耳に合った音質を作るHearID。
アプリに従って自分の音の聞こえ方を測定し、自分に聞きやすい音質を作ることができます。
一度設定してしまえば、その後の設定は不要です。
この設定をする前とした後で聞き取りやすさが格段に変わりました。
「soundcore Liberty 4 NC」をAudibleで使うメリット・デメリット
「soundcore Liberty 4 NC」のメリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
ノイズキャンセリング機能が一番の特徴。同価格帯では飛びぬけた性能 必要な機能が一とおり揃っている。 IPX4の防水機能(突然の雨でも大丈夫) ワイヤレス充電に対応可能 バッテリー込みの50時間連続再生 イヤホン検知機能があり、イヤホンを外すだけで一時停止できる 2台同時接続可能 これだけ機能が揃ってこの価格は安い ノイズキャンセリングに特化しており、まさにオーディオブック向けのイヤホン | AirPods Pro(第2世代)に比べると外音取込が弱い。 ノイズキャンセリングが強いので、耳を圧迫する感じがある。圧迫感が苦手な人は、Soundcore Space A40がおすすめ。 |
一番の強みはノイズキャンセリングの強さです
ノイズキャンセリング機能を試したい人にぜひお薦めしたいモデルです
他のおすすめイヤホンとの比較です。
こんな人におすすめ
イヤホン | おすすめな人 |
---|---|
soundcore Liberty 4 NC | オーディオブックをメインに使う人全般。1万円台で強力なノイズキャンセリングを体験できる。他にイヤホン検知、ワイヤレス充電、50時間の連続再生と、オーディオブックに必要な機能に特化したイヤホン。 soundcore Liberty 4から、ケース重量の増加、3D再生の音楽・映画モード、ヘルスモニタリングが無くなった。 |
soundcore Liberty 4 | AirPods Pro(第2世代)まではコストをかけられないが、欲しい機能が全て入っているイヤホンを使いたい人。価格はAirPods Pro(第2世代)の1/2以下。十分満足できる品質のうえに、高級感あり。 |
AirPods Pro(第2世代) | 最高級のイヤホンを使いたい人。他イヤホンに比べて、ノイズキャンセリングが強い、外音取込が強い、iPhoneとの相性が良く操作性が高い、ステレオ再生の臨場感は他では体験できない。イヤホンを付けていることを忘れるレベル。 |
Soundcore Space A40 | コンパクトなイヤホンが良い人。ケースも含めて非常にコンパクト。 また、ケース込みの充電時間が50時間のため、長時間連続で聴く人に最適。ノイズキャンセリングの閉塞感が苦手な人におすすめなモデル。 |
AirPods Pro(第2世代)にノイズキャンセリング性能が匹敵する割に価格が1万円台前半であるため、満足感が非常に高いです。
ノイズキャンセリング3.0+Audibleをぜひ体験してください
「soundcore Liberty 4 NC」の口コミ
口コミ(高評価・低評価)を紹介します
- 良い口コミ:ノイズキャンセリング性能に満足との声
- 悪い口コミ:イヤーピースが市販のものと交換できないという声
良い口コミ
•音質がこの価格帯の中ではかなり良い方
•イヤホンが取り出しやすい
同価格帯の A40 と比較しても段違いのノイズキャンセリング性能で、特に高音域のノイズを緩和してくれます。
悪い口コミ
イヤーピースの差し込み口の形が特殊で上下の凹凸でイヤーピースを固定する構造なので、他のイヤーピースが付けられません。
自分の耳のサイズだとイヤホンが大きく歩いている時に、イヤホンが外れそうになった場面が、何度かありました。
「soundcore Liberty 4 NC」をオススメする人/おススメしない人
soundcore Liberty 4 NCをオススメする人は、1万円台前半でノイズキャンセリング機能をしっかり使いたい人です。
・オーディオブックの使用時にノイズキャンセリングを利かせたい人
・オーディオブックを外で聴くことが多い人
・オーディオブック利用時の小さなストレスを限りなく少なくし、オーディオブックを使う頻度を高めたい人
一方、イヤホンにそこまでこだわりがない人、オーディオブックを使う頻度が少ない人には不向きです。
・オーディオブックを使う頻度が1ヶ月に数回の人
・オーディオブックの音質・操作性等、細かい性能にこだわりなく、安価なイヤホンが欲しい人
製品情報
soundcore Liberty 4 NCの製品情報を紹介します。
機能等 | 内容 |
---|---|
イヤホン形式 | カナル型 |
接続形式 | Brooth5.3 |
イヤホンサイズ | 5.72 x 5.72 x 3.05 cm |
重量 | 60.4g |
バッテリー | 連続10時間 / バッテリー込み50時間 |
防水規格 | IPX4 |
装着検出機能 | 〇 |
ANC | ウルトラノイズキャンセリング 3.0 |
外音取り込み | 〇 |
専用アプリ | 〇 |
価格 | 12,990円 |
よくある質問
まとめ
soundcore Liberty 4 NCを使った感想をまとめます。
・ノイズキャンセリング性能が大きく向上。
・50時間連続再生のおかげで充電の手間が減少。
・イヤホン検知機能、ワイヤレス充電とAudibleを使う人にとって便利な機能が充実。
・これ一台あればAudibleを使用時の小さなストレス無く楽しむことができる。
1万円台前半で、本格的なノイズキャンセリングを使いたい人におすすめなモデル。
オーディオブックを使う頻度が高い人には重宝します。
コスパを考えると、今まで使ったイヤホンの中ではトップクラスの評価です。
集中できる環境づくりに役立つイヤホンです
Audibleを使う頻度が多い方はぜひご検討ください。
前作「soundcore Liberty 4」のレビューはこちら
最高級イヤホン「AirPods Pro(第2世代)」のレビューはこちら
コンパクトなイヤホン「Soundcore Space A40」のレビューはこちら
コメント