【上昇志向を持つあなたへ】スキマ時間を上手に使って資格を取ろう

毎日一生懸命仕事に打ち込むあなたは、さらに仕事ができるようになりたい、もっと稼ぎたいと思っていることでしょう。

仕事に役立つ資格を取得してキャリアアップ・収入アップできれば最高ですよね。

しかし、働きながら資格を取るには時間も必要で、つい先延ばしになってしまうこともよくあります。

本記事では、働きながらでもできる資格の取り方について紹介します。

時間を上手く使って資格を取得し、仕事力＆収入アップを目指していきましょう。

スキマ時間で資格取得をするメリット

社会人が働きながらでも資格を取得するメリットは次の３つです。

メリット１　収入が増加する

資格取得の一番の目的は収入を増加させることでしょう。

企業内では資格を持っているだけで昇進にプラスに働くことも多いです。少なくともマイナスに働くことはありません。

資格手当のようなものが直接つかなくとも、昇進が早まることで収入増加につなげることもできます。

時間がかかる場合もありますが、収入増加のチャンスは増えますね。

また、資格取得をきっかけに独立開業という選択肢も出ます。

メリット２　権威性が増す

資格を持っているだけで、周りの人の見る目が変わります。

＼　資格の難易度により変わります　／

権威性がつくと発言の説得力が上がるため、同じことを発言しても周りの人が言うことを聞いてくれるようになります。

心理学でいうハロー効果が働き、資格を持っているだけで仕事もできるのではないかという前向きな錯覚を起こしてくれるようになります。

相手が話を聞き賛同してくれることが増えるため仕事がやりやすくなるでしょう。

メリット３　転職に有利

終身雇用が当たり前の時代と異なり、今は定年まで働き続けられるとは限りません。

経済が不安定な時代には、いつ職を変える必要が出てもおかしくありません。

万が一の時に自分や家族を守らなくてはなりません。

その時が来てから準備を始めても既に時遅しです。

働き盛りの今こそ将来に備えて稼げる資格を取得しておく。

スキマ時間を資格取得に充てるデメリット

デメリット１　自由に使える時間が減る

働きながらの勉強は辛いと感じる人もいるでしょう。

忙しい社会人にとって、時間ほど貴重なものはありません。

資格取得のために勉強するということは、プライペート時間や家族と過ごす時間を削ることになります。短期的に見れば自由に使える時間が減るように見えます。

今本当にやるべきか、優先順位を考える必要はあります。

しかし、長期的な視点では、資格取得の勉強で得た知識やスキルを使って仕事をスピーディーかつ良質なアウトプットができるので、仕事時間の短縮化、収入アップなどメリットにつながります。

面倒だからやめるということではなく、家族を含めた優先順位づけをしっかりしていきましょう。

デメリット２　費用がかかる

資格取得の勉強のためにはある程度費用がかかります

テキスト代、講座代、勉強に使う道具代、受験費用等、意外とかかる費用はあります。

資格取得は先行投資です。

資格取得後は、費用分を回収するつもりで資格を活かすイメージを持つことが大事です。

取得する資格を選ぶ際に気をつけるべき３つのポイント

資格取得には相応の勉強時間が必要です。

モチベーションを保つ必要もあるため、目的を明確にしていきましょう。

ポイント１　収入アップなど、習得後のイメージが湧く資格

収入アップなど、資格取得後の活用方法のイメージが湧く資格であることを意識しましょう。

稼げるイメージが湧くことが大事です

ポイント２　働きながら取れる資格であること

次に、働きながらでも取れる資格であることです。

本業がある人、家族がいる人にとってはスクールに通わなくては取得できない資格は困難なことが多いでしょう。

ポイント３　難易度が高すぎない資格

最後に、自分のレベルから少し背伸びをしたレベル感の資格を選ぶことが重要です。

最初はハードルを低めに挑戦する、徐々に級を上げていくなど、工夫し、合格体験を積むことで次へのステップアップとしましょう。

働きながら取得できる国家資格

稼げる資格といえば、認知度と信頼性が高い国家資格です。

次に紹介する資格は社会人向けの資格と言えるでしょう。

＼　働きながら取得できる国家資格　／

資格名	難易度	合格率	勉強時間	内容・特徴
中小企業診断士		4~7%	1,000～1,200時間	企業の経営課題を解決するコンサルタント
社会保険労務士		6~7%	500〜1,000時間	労働・社会保険の専門家
行政書士		9~10%	500〜1,000時間	官公署に提出する書類の作成や手続き、企業のコンサルティング
フィナンシャルプランナー	3級	３級70％	3級　80〜150時間	お金に関する幅広い知識を有した専門家
	2級	２級　25~30%	2級　150〜300時間
	１級	１級　10%	1級　600時間
宅地建物取引士		15~17％	200~400時間	不動産の売買や賃貸借契約において、取引当事者の権利を守り、適切な取引が行われるようサポート
介護福祉士		70~80%	250時間	介護に係る一定の知識や技能を習得していることを証明する唯一の国家資格
ITパスポート		50~60%	100~200時間	IT関連の基礎知識を証明する資格

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格であり、日本版のMBA（経営学修士）とも称されています。

中小企業診断士試験は選択式と筆記式の2段階試験から成り、合格率は4〜7％と低いながらも、活躍の幅は広いことから人気の資格です。

＼　中小企業診断士を取得するとできること　／

企業をさまざまな角度から診断し、経営に関する適切なアドバイスができるようになる

中小企業診断士は、企業の経営課題を解決し、幅広いビジネスシーンで活躍できる資格です。

働きながらの資格取得も十分可能な資格ですよ。

社会保険労務士

社会保険労務士（以下：社労士）は、労働・社会保険に関する専門家です。

社労士になるためには、年に1回実施される「社会保険労務士試験」に合格し、一定の実務経験を積んで社会保険労務士名簿に登録する必要があります。

＼　社労士の業務はこの３つ　／

1. 書類作成代行・提出代行: 企業の労務に関わる書類や手続きを代行します。
2. 個別労働関係紛争の解決: 調停や仲裁などを通じて、労働者と雇用主の紛争を解決します。
3. 労務管理や相談業務: 企業の労務管理や労働保険・社会保険に関する相談を行います。

社労士は企業の経営者や社内の方から厚い信頼を受け、人事のプロフェッショナルとして活躍できる資格です。

行政書士

行政書士は、法律に基づいて官公署に提出する書類の作成や手続き、企業のコンサルティングなどを行える国家資格です

＼　行政書士の仕事は３つです　／

1. 書類作成代行: 行政機関へ提出する公的な書類や権利義務に関する書類を代行して作成します。
2. 許認可申請業務: 建設業許可申請や飲食店営業許可など、さまざまな許認可手続きを代行します。
3. 事実証明書作成: 事実の公正さを担保するために、現地案内図や会社書類の作成などを行います。

行政書士は、国民と行政機関の間に入り、法律の専門家として活躍します。

許認可申請の書類は多岐にわたり、行政書士がいなければスムーズな手続きが難しいこともあります。

行政書士の資格取得は、独立開業や就職・転職にも有利に働きます。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー（FP）は、お金に関する幅広い知識を有した専門家です。

厚生労働大臣の認可を受けた試験団体が実施する国家試験であり、年齢や性別を問わず多くの人々から注目を集めています。

＼　FP資格は３種類に分かれます　／

1. FP技能士: 3級から1級までの難易度があり、実生活で使えるお金の知識を学べます。特に2級FP技能士とAFP、1級FP技能士とCFPは同じ難易度とされています。
2. AFP（Associate Financial Planner）: 日本FP協会が実施する民間資格で、複数科目の学習と提案書の作成が必要です。
3. CFP（Certified Financial Planner）: 国際的に通用する資格です。

FPは、顧客の資金繰りの相談業務を主に担当しますが、高齢化が進む中で年金や資産設計等のアドバイスが求められています。

FPの資格は就職や昇給に生きるだけでなく、普段の生活に活かせるお金の知識も学ぶことができるため、人気の高い資格です。

宅地建物取引士

宅地建物取引士（通称：宅建士）は、不動産の売買や賃貸借契約において、取引当事者の権利を守り、適切な取引が行われるようサポートします。

＼　宅建士ができる仕事です。　／

重要事項の説明や契約書への記名・捺印などの業務を担当します。

ひとつの事務所で「業務に従事する者」5人につき1人以上の割合で、専任の宅建士を設置することが義務付けられていることから、不動産業界での就職や転職においても需要が高く、信頼性のある専門家として活躍できます。

介護福祉士

介護福祉士資格は、介護に係る一定の知識や技能を習得していることを証明する唯一の国家資格です。

高齢者や身体・精神に障害のある方に対して、食事や入浴、排泄などの身体介護を行う専門家です。

単に介護を提供するだけでなく、周囲の家族に対してもどのように介護を行うべきかの相談に乗ったり、アドバイスをしたりする役割を果たします。

この資格を取得することで、業界内での信用が高まり、就職・転職活動にも有利です。

ITパスポート

ITパスポートは、IPA（独立行政法人情報処理推進機構）が運営する情報処理技術者試験の一つです。

具体的には、新しい技術（AI、ビッグデータ、IoT など）や新しい手法（アジャイルなど）の概要から、経営全般（経営戦略、マーケティング、財務、法務など）の知識、IT（セキュリティ、ネットワークなど）の知識、プロジェクトマネジメントの知識まで、幅広い領域をカバーしています。

IT関連の知識を習得できるため、転職においても有利に働きます。

働きながら取得できる国家取得以外の資格

国家資格以外にも仕事に役立つ資格です。

資格名	難易度	合格率	勉強時間	内容
日商簿記検定	３級	40~50%	50~100時間	経理や会計に必要な簿記の知識を習得できる。比較的チャレンジしやすい資格。
	２級	15~30%	100~200時間
	１級	約10%	400~600時間
MOS	一般	80%	30~40時間	Word、Excel、PowerPointなどのアプリケーションを効率的に使用するスキルが身に付く。
	上級	60%	パソコンをどれくらい使いこなせるかによる個人差が大きい
TOEIC・TOEFL	目標点数による		500点　450時間	ビジネスシーンの英語力が身に付く。
			600点　700時間
			700点　950時間

日商簿記検定

日商簿記検定は、日本商工会議所主催および各地の商工会議所が主催する検定試験です。

通常1年ごとに行う決算、その報告書をまとめる技能である簿記の知識と実践的なビジネススキルを習得できます。

社会人が取得を目指す場合、独学でもチャレンジしやすい3級からスタートするのがおススメです。

＼　級ごとの試験内容と合格率　／

日商簿記検定を取得することで、就職や転職に活かせるだけでなく、仕事に役立つスキルを身につけることができます。

MOS

マイクロソフト オフィス スペシャリスト（MOS）は、Microsoft Office製品の知識と操作スキルを客観的に評価・証明する国際資格試験です。

Word、Excel、PowerPointなどのアプリケーションを効率的に使用するスキルを証明できます。

＼　MOSを取得するメリット　／

• 実際のアプリケーションソフトを操作する実技試験なので、対策学習によって実務力が身につきます。
• 機能を効果的に使いこなすスキルを身につけるため、職場での業務や作業が効率化されます。
• 合否の結果は受験後すぐに判定されるため、履歴書に記載して就職・転職活動に活かせます。

MOSは、ビジネスに使える実践的な知識やスキルを身につけるため、幅広い職種で有利です。

就職活動や転職活動をしている方には特におすすめできる資格です。

TOEIC・TOEFL

TOEICとTOEFLは、英語力を測るための試験です。

＼　両者の違いです　／

どちらを受験するかは、目的やレベルに合わせて判断すると良いでしょう。

どのオンライン講座を選べばいいの？

スキマ時間を上手に使って効率よく資格取得するためにはオンライン講座を活用することが近道です。

いくつか資料を取り寄せて比較してみましょう。

効率よく資格を取るための勉強法

忙しい毎日の中で資格を取るなら効率よく一発で合格したいですよね。

効率よく資格を取るための手順を確認しましょう。

忙しい社会人が勉強時間を確保する方法

仕事しながら勉強時間を確保するのは骨が折れますよね。

ところが、そんな忙しい社会人でも工夫次第で勉強時間を作ることが可能です。

そして、一度仕組みを作ってしまえば、ストレスなく勉強時間を確保することができるようになるんです。

スキマ時間を上手く使って資格取得すると、「忙しいはずなのにあの人すごい・・・」と周りからの信頼も上がります。

勉強時間を作るコツは「勉強を細分化するスケジューリング」です。

＼　できるだけ細かくすることがポイントです　／

ここでポイントとなるのは、できるだけ細分化して１回ごとのハードルを下げることと、PDCAを回して上手くいった理由、上手くいかなかった理由の振り返りを行い、改善していくことです。

１回ごとのハードルを下げることで、心理的な負担が減り大きなストレス減り自然と勉強できるようになりますよ。

この方法で1ヶ月ほど勉強すると、上手くいく時といかない時の違いがわかります。

自分に合った時間の使い方を見つけることができれば勉強しやすくなりますよ。

まとめ　社会人でもスキマ時間を上手く使えば資格取得は可能

スキマ時間を上手に使いながら、資格を取得することができれば、今後のキャリアアップ・収入アップにつながります。

資格を選ぶ３つのコツ

• 稼げる、昇進につながる、仕事が面白くなるなど、目的があるもの
• 自分にとって難易度が高すぎないもの
• 働きながらでも取得できること

資格を取得すれば、その後の仕事や周りの評価がガラリと変わります。

良い仕事や周囲からの信頼が上がり、昇進や収入アップにつながります。

今から取るのは遅くない？と思う人でも大丈夫。

今後の人生の中で、今日が一番若い日です。

資格取得において、「最初の一歩さえ踏み出せば、目標の半分は叶った」と言われます。

この記事を読んで行動するかしないかはあなた次第。