皆さんこんな経験ありませんか。
- 子供が高学年になって、急に何を言っているか理解できないことが増えた。
- 脈絡のないことを突然話し出すようになった。
- こちらの言ったことを理解したと思っても次の瞬間全く別のことを始める。
我が家の場合、あまりに理解できないことが多く、途方に暮れました。
そんな時、ある本の内容を実践したことで、驚くべき成果が出てきました
その本とは
①『人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書』
②『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』です。
子育ての場合、個人的には②がおススメです
その子の発言、反応について、理由と特性が理解出来るようになりました。
子供との関係で悩んでいる方に向けて解決のヒントになれば良いと思い、実践した方法を書いていきます。
解決したい方向けに分かりやすく書いていきますので読んでみてください。
この記事を読んでほしい人
子供が次のタイプの人に読んでいたければお役に立てます。
- お子さんが次のタイプ
- 突然脈絡の無いことを言うタイプ
- 繊細で少し人から言われたことを気にするタイプ
- 会話と行動が自由すぎて親の言っていることを理解してるのか不安になるタイプ
- 『人間は9タイプ』を読み、芸術家タイプの人とのかかわり方を知りたい人
※ビリギャル坪田先生による「タイプ別診断」はこちら
結論:芸術家タイプの子にはその子の独自性を認めてあげると良い。
芸術家タイプの子供の場合、他の人と違うことに喜びを感じるので、そこに着目してあげると驚くほど円滑に事が進みます。
「人間は9タイプ」で分類したタイプの中で、一番特徴的なタイプだと思います。
このタイプのお子さんに苦労している人は多いのではないでしょうか。
この本を読む前の自分
本書を読む前は、子供の言動、行動が全く理解できないことが多々ありました。
例えば次のような言動です。
忘れ物が深刻だったため、次回から忘れ物をしないためにどうするか子供と2人で話し合う。
親「どうすれ良いか、わかった?」
息子「わかった。でね、火星では昔雨が降っていたんだよ。昔は大量の水があってね・・・」
親「・・・ハァ(疲れる、イライラ)」
万事この調子で、自分の興味あることを次から次へと話してくるので、
家族の中でも中々話が合わない。学校の友達とも距離感がうまく取れない。
なぜ今??という事が続くので、親に取っても精神的にきつくなります。
人間は9タイプとは
芸術家タイプの解説に入る前に、本書の紹介です。
本書の要旨
本書は「ビリギャル」で有名な坪田貴信氏の著書です。
本書では「人間は9タイプに分けることができ、タイプに合わせた言葉のかけ方、対応の方法を変えることで、子供を劇的に伸ばすことができる」とされています。
「ビリギャル」にも出てくる言葉で、私が大切にしている言葉があります。
「できない子供がいるのではない。できない指導者がいるだけだ」。
人間生まれた時の能力に対して差は無いということが言われています。
であるなら、親である自分、指導者である自分が、やり方を変えるだけでうまくいくことが多々あるはずです。
教える側の工夫が大切ですね!
この本に、「どの子にも同じ指導方法を取るのは、サイズの違う子供に同じサイズの服を着させるようなものだ」とあります。
冷静に考えればわかることですが、子供の教育となったとたん、自分のやり方を押し付けて、思い通りにしようとしがちになる。
思い当たることが多々あり、反省したことを覚えています。
タイプ別診断
本書では、まず、タイプ別の診断をします。
ビリギャル坪田先生によるタイプ別診断はこちら
自分のタイプがわかったところで、タイプ別に得意なこと、やられたら嫌なこと、こう対応されると嬉しいこと、などが書いてあります。
まずは自分のタイプを判定して書いてある内容を読みました。
驚くべきことに、自分がイライラするきっかけになる他人の行動、その時の自分の反応などが見事なまでに書いてありました。
子供は診断テストを受けていませんが、言動・行動から明らかに「芸術家タイプ」でした。
芸術家タイプの特徴はこのような感じです。
- 感受性が豊か
- 話が拡散するので、脈絡のないことを言い出す
- 1週間ポジティブでいるのは無理
- この子の独特なセンスを理解できない人からは離れる
- 頭ごなしに何かを強制される人にはひどく腹を立てる
・・・見事に当てはまっています。
そして自分が理解することが出来なかった部分がここでした。
本書を読んで学んだこと
こういうタイプの人がいるということが分かった!
一定数こういうタイプの人がいるという事がわかり気が楽になりました。
ちなみに「芸術家タイプ」は難易度MAXだそうです。
取り扱いが難しいタイプだと分かったことで、心構えができました。
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芸術家タイプの子を持つ親が本書を読むメリット3つ
本書を読むとこんな良いことがあります
- 芸術家タイプの思考パターンがわかる
- 芸術家タイプの接し方のヒントがわかる
- 心が乱れた時の行動パターンがわかる
1 芸術家タイプの思考パターンがわかる
芸術家タイプの思考は「拡散」していきます。
前述のように、脈絡の無いことを突然話出すうえに、こちらが理解出来ないと怒り出すということが良くあります。
自分の興味が次から次へと湧いてきます。
会話は相手のことを考えたキャッチボールではなく、自分の投げたいときに様々な変化球を混ぜながら次々と投げてきて、それを取れないと拗ねたり怒ったりします。
そして、周囲から価値観・考え方を押し付けられるのを嫌います。
なので、親の指示(押し付けようとするもの)を素直に聞かない。
ビックリするほど言った通りやりません。
必ずアレンジを加えてきます。
我が家ではこんなことがよく起こります
親「脱いだパジャマを片付けなさい」
子「わかった」
しばらくして見てみると・・・
廊下にパジャマと下着を道のように繋げてある。
むしろ数が増えている。
なんでこんな基本的なことが言われたとおり出来ないのか??・・・ハァ(イライラ)
こんな感じです。
はっきり言って、非常に厄介です。
突然この2つの傾向が出てきたときは、何か問題があるのではないかと真剣に悩みました。
いろいろな人に相談しましたが、的確な答えを見つけることが出来ず、悩む日々が続きました。
そんな時に本書に出会いました。
本書によれば、それは芸術家タイプ特有の思考であるとのこと。
ピタリと当てはまるくらい子供のとる行動パターンが書かれており、「これこれ!」と何度もうなずいてしまいました。
そして、これは障害ではなく、一定数はこのような思考を持つ人がいるのだと理解したとき、気持ちがフッと軽くなりました。
2 芸術家タイプの接し方のヒントがわかる
その子のタイプに適した接し方を理解することはとても大切です。
「その人に合った接し方をしなさい。」
こうこう言われるとたいていの人は「当たり前でしょ。」と思います。
しかし、わが子のこととなると、こうなります。
- ちゃんとした大人になってもらわなくては!
- 勉強できるようにしなくては!
その結果、無理やりにでも自分の思う方向に動かそうとしがちです。
私も「立派になってもらわなくては!」と信じていました。
なので、芸術家タイプであるわが子にも、一つ一つきちんと時間内に終わらせるよう「指示」することが多くなってきました。
もちろん、〆切が近いことや、気が緩んでいるときには気合を入れる必要はあります。
しかし、芸術家タイプ子供にはそれが合いません。
結果、子供の「自己肯定感」の低下につながりました。
これ以上「指示」しても子供のためにならないことは明白でした。
そこで、本書をヒントに「芸術家タイプ」の子供にかけることばを1つだけ変えました。
その言葉はこちらです。
「あなたは独特だね」
これだけです。
みるみるうちに顔がキラキラし始めました。
最初はふざけているのかと思いましたが、どうも様子が違います
そこで、ことあるごとにこんな言葉をかけていきました。
- あなたは「独特」だね
- あなたは「ユニーク」だね
- あなたは「特別」だね
- あなたは「ほかの人とは違う」だね
- あなたは「芸術家みたい」だね
と、独特であることを前向きにとらえる言葉をかけていきました。
すると子供自身が、うっとりするような、幸せそうな、穏やかな表情に変わりました。
これで良いんだという感覚に包まれているのが、周囲から見てもわかるようになりました。
その子の独自性を認めることが、存在価値の承認につながります。
芸術家タイプの子供の伸ばすと良いところには「普通の人とは違う発想を持つ。」ところです。
私が最初に読んだ時の感想は、「そんなわけないだろ」でした。
そこを褒められても、私は全く嬉しくないため、理解できませんでした。
今でこそ理解できますが、その時の自分は、考え方が凝り固まっていて、自分の考え方がズレているとは夢にも思いませんでした。
結果的に・・・
自分が褒めていたポイントは、その子にとっては、ほめられているとも思っていなかったのでしょう。
その子の喜ぶポイントを知ることが非常に大切だと感じた経験です。
こうして「芸術家タイプ」の伸ばすと良いところが1つわかりました。
3 ココロが乱れた時のパターンがわかる
「芸術家タイプ」の子供にも、心が乱れた時のパターンもあります。
例えば次のとおりです。
- 誰にも理解されないと感じ、殻に閉じこもる
- 高圧的な態度の人への嫌悪が噴出し、その人と話すと、感情のコントロールが出来なくなる。
- 過去の良い思い出にすがりつき、現実を見なくなる
- 自分で本当にやりたいと思うまで動かなくなる
これも全て当てはまります。
このパターンを知っておくことが大切です。
特に、高圧的に接したとき、嫌悪の噴出がヒステリーとなり収集がつかなくなります。
反抗期のように映りますが、このパターンを知っていると、コントロールできていないだけだとわかります。
高圧的にしても効果がないので(自分がやりたいと思わないので、全くやらない)、話の流れ、やっていることを中断しないようにしながらうまく誘導することが大切です。
嫌がるパターンを知っておくことで、①嫌がることを覚悟で指示する、②別の方法を考える等の選択肢が生まれます。
何より親が冷静になれます。
冷静に対応することで、ヒステリーになっている子供も徐々に冷静になります。
落ち込んだりした際の対応の幅が広がります。
まとめ
今回は芸術家タイプの子供との接し方、子供の変化を紹介しました。
芸術家タイプは取り扱いが難しい分、周囲から理解されていないことが多いです。
しっかり理解し対応を合わせることが出来れば、数少ない理解者として信頼関係の構築がしやすくなります。
また、行動パターンが理解できていれば、芸術家タイプの子供の取る行動は、アイディアに溢れていて、楽しむことが出来ます。
芸術家タイプは他の人に無い独特な感性を持っています。そこを伸ばすことで、他の人と異なる強力な武器となります。
驚くべき可能性を秘めているタイプだと思っています。
芸術家タイプのよいところを一緒に伸ばしていきましょう。
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